於保 清見

PROFILE

於保 清見(おぼ きよみ)

於保 清見(おぼ きよみ) /ディレクター

出身地
佐賀県
入社
4年目(2019年入社)
主な番組
  • NHK「コズミックフロントNEXT」「業界怪談」
  • NHK ETV「ETV特集 戦火のホトトギス」
  • ひかりTV「井上尚弥」(AD)
  • NHK BSプレミアム「新日本風土記」(パートD)
好きな映画
  • 「かもめ食堂」
好きすぎて50回以上見ていますが、あと千回でも、多分死ぬまで楽しんでみられる心の癒しです。

30を過ぎてから飛び込んだドキュメンタリージャパン。
入社して初めて参加した飲み会で、「この仕事は自分がどんな人間か曝け出される。怖い」といこぼすディレクターの声に、"え、そういう仕事なの…"と戦々恐々としたのも束の間、その言葉の意味がわかったのはつい最近のことでした。

ドキュメンタリージャパンに来る前は、2社ほど報道に関わる仕事はしていましたが、制作側に立ったのはここが初めて。ようやく立ったスタート地点に淡い希望を抱きつつ、企画を書いてみるも世界はそんなに甘くなく、番組制作が始まればなかなか休みもないし、「この仕事で本当にやっていけるのか、本当にやりたい仕事なのか」と悶々とする日々を過ごしていました。

そんな時、ある番組のディレクターからパートDをやりたければやっていいよ、と言われ、まさに天にも昇るほど嬉しい一言。その番組の難しさもよく理解しないまま、「やりたいです!」と豪語しました。

結果、自分がディレクターとしてあまりにも未熟で、まさに人としても未熟ということを思い知りました…反省点を書き始めればキリがありませんが、一番は「自分が見つけてきたものを大事にできなかったこと」。取材相手であれ、地元の方が宝にしているものであれ、風景であれ、大事にしたかったことはあるのに、それをできなかったこと。どんなに後悔しても、その時撮影できなかったものは取り戻せないという現実。一生忘れられない、でもとてもありがたい経験をさせてもらったパートDでした。

あまりにも未熟すぎる自分とこれからどう向き合っていったらいいのか途方もありませんが、自分からは逃げられないので「日々修行」あるのみ!