島守 央子

PROFILE

島守 央子(しまもり ちかこ)

島守 央子(しまもり ちかこ) /ディレクター

出身地
青森県
入社
10年目(2013年入社)
主な番組
  • BS11「ザ・チーム〜勝利への方程式〜」D
  • BS11「ザ・チーム〜勝ち負けの向こう側〜」D
  • BS11「キラボシ!」D
  • テレビ東京「ガイアの夜明け」D
  • MBS「情熱大陸」AD
など
最近嬉しかったこと
藤井風のアリーナツアー最終日を、めちゃくちゃ良い席で見れたこと。
趣味
訪れる場所で美味しいお店(コスパ良し)をリサーチすること。

少し遅めの夏休みをいただき地元に帰省中です。地元に帰っても、コロナ禍ゆえ実家でゆっくり過ごしています。
実家には兄の家族が同居。小学3年の姪、1年の甥がおり、スマホやipad、Youtubeやゲームなど、あらゆるデジタルを駆使するTHE・α世代です。(姪が3歳の頃、テレビのチャンネルを変えようと画面に向かって指を横にスワイプしたときは驚愕しました。笑)

そんな我が家になぜか空前の“トノサマバッタ旋風"が巻き起こっているのです!

きっかけは、庭で偶然見つけたバッタ。甥と必死に捕まえました。その日は1日中、庭でバッタ採り。ありとあらゆるバッタを捕まえ、図鑑で調べました。触れない姪は、見つける係として参加。ショウリョウバッタから始まり、イボバッタ、オンブバッタ、さらにはイナゴまで。そして、きれいな緑のクルマバッタを見つけたことが
“憧れのトノサマバッタへの扉"をノックすることになるとは…。

図鑑見開き一面のトノサマバッタを見て
「トノサマバッタを僕は素手で捕まえたい…!」

この一言で、叔母ちゃんはこの仕事で培ったリサーチ力をトノサマバッタに全集中。生態から、狙い目の時間帯、天気、地元でのポイントなど徹底リサーチ。トノサマバッタは、青森の田舎でも年々減少し、その姿を見れるのはかなり珍しい。8月前半なら比較的とれる確率は高いが、なんせ今は8月の終わり。憧れのヤツを捕まえるにはポイントを絞るしかない。しかもヤツは50mもゆうに飛ぶ。小学1年の甥が採るには絶好の機会を与えないと…!と必死でした。(正直、私もトノサマバッタを間近で見てみたい!という気持ちも…。笑)
対する甥っ子はyoutubeでトノサマバッタの採り方と飼育方法を学習し、捕獲のイメージトレーニングを重ねました。

そしてむかえた決戦日。家族総出で、車で1時間かけて地元の小高い山を目指しました。午前中は雨、午後からは徐々に晴れ。

1.雨で濡れた羽を乾かしに現れる瞬間を見逃すな!
2.1回逃げられても諦めるな。次に飛び立つまでの準備時間がチャンス!
3.背後からそっと近づき捕まえる!

を合言葉に、日差しが出てきた頃合いを見計らい原っぱを隅から隅まで探索。
そして、なんと開始からわずか1時間でトノサマバッタ雌を捕獲!自分の手で捕まえた甥は、なんとも嬉しそうでした。(バッタは雌の方が大きく、かっこいいんです)
その後は、4時間粘っても見つからず…。甥は、念願のトノサマバッタを虫かごに入れ、今も大切に育てています。

私は特別虫が好きなわけではないし、バッタが好きなわけでもない。けど、調べてみるとめちゃくちゃ面白い。
近年、全国で発見されている突然変異の黒バッタやピンクバッタの新聞記事を見つけたり、図鑑を眺めるだけでも発見の連続でした。 (バッタが成虫になるまで、何度も脱皮するなんて今回初めて知りました)
α世代をターゲットにした“昆虫超接写"×4K番組をできないかなと妄想を膨らませています…。子供の興味に感謝!

甥っ子念願のトノサマバッタ

手前:トノサマバッタ
奥:クルマバッタと伝えているが、おそらくクルマバッタモドキ